Random Walker Log's Log

二度と見ない系ログファイル

20150505 数年前の数秒間のことを思い出す

昨日はなんとかして日付が変わる前に寝ようとした。23時59分。さすがに朝に起きられるだろうと思っていたが起きたら11時半だった。

セミナーの準備は、紙面上では進んでいないが頭の中の納得度合いはわずかに進んだ。Fact扱いにする定理を4つから2つに減らしたかったけど3つが限界っぽい。1つは2ページくらいの依存関係のない証明がYosidaに見つかったので出典だけでも言っておこう。明日はたぶんあれしか読まない。


特に理由はないが、数理棟前の公園で一息ついていたら、昔小学校の同級生と偶然会った時のことを思い出した。
高校に上がりたての頃だった。自分の通っていた高校は山にこだわりがあるらしく、校舎も山奥にあり、年に一度学校行事として登山があった。そのための食糧やスポーツドリンクを買いにいつもとは違うスーパーに遠出したら偶然レジのアルバイトが彼女だった。家が近く、親同士は仲が良かったらしいが子供同士の交流は無かった。最後に会話をしたのが当時の2年くらい前で、志望高校の合格率が2%しかないと言って笑っていた。淡々と接客をこなす彼女の姿はとても大人らしく思えた。去り際に、頑張ってね、と一言声をかけられたが気の利いた返事ができなかった。後に、自分の高校に「山奥に隔離されて朝から晩まで勉強漬け、修学旅行にも行かせてもらえない」という噂が立っているのを知った。
さすがに修学旅行はあるが、前半はさほど違わない。といっても、小さい頃から自然に勉強はできた、文字通り「お山の大将」であった自分にはあの高校生活も当たり前の日常の範囲内だった。当たり前の勉強をするかパソコンで遊ぶかしかせず、のんきに遠足のおやつなど買いに来ている自分よりも、労働をして社会に食い込んでいる彼女のほうがずっと頑張っているのに、逆に自分が励まされてしまったのが恥ずかしかった。情けない話だ。
彼女の姿を見たのはあれが最後だった。今も実家近くに住んでいるのかもわからない。数えてみると本当に長い時間が経った。あれから、当たり前の勉強で大学受験だけはなんとかなった。大学に入ってからようやく自分なりに頑張ろうとしたが頑張り方を間違えて鬱病になった。5年間の人生経験の空白と、リカバリーできそうにない履歴書上の空白期間を経てようやく寛解しつつあるが、正直今も頑張るのが怖い。
自分の心に、強くブレーキをかけているものがある。そいつが憎い。