Random Walker Log's Log

二度と見ない系ログファイル

明日やろう

朝、法定停電により院生室の鍵が空かず。前日の続きをすぐにできるように、本と論文と計算ノートとパソコンを院生室に置いてきていたので、できることがなくなってしまった。カバンの中に残していた本は、前日図書館で気まぐれに借りた比較思想論のテキストだけだった。なんだかやるせなくなって、何かと一緒にこの漠然とした気持ちを投げ捨てたい気持ちに襲われたので、比較思想論は返却ポストに入れた。
それでも一日があるかぎり一日の間何かをしていなければならないので、家にあった数学書をてきとうに引っ張り出して、吉祥寺で二郎インスパイアのようなラーメンを食べてから、ひたすら線路沿いに歩きながら読んだ。引っ張り出されたのは黒田成俊『関数解析』だった。前半部しか読まずに積んでいたのでいい機会だった。これを読んでいた時は確か睡眠障害の全盛期で、文字のぼんやりとした形に見覚えはあっても何が書いてあったかはさっぱりだったので新鮮な気分だった。結局関数解析の勉強はこれ以外の本で間に合わせてしまったが、改めて読むとこれもいい本だ。
途中から人通りの多い場所が増えてきたので、読みながら歩きは断念して、脳内のキャラクターたち(いろいろいる)を動かしたり会話もどきをしたりしながらひたすら歩いて、ついに渋谷まで歩ききってしまった。
スマホの充電ケーブルも院生室に置いてきてしまっていたので(院生室で充電するつもりでいたので)、朝から残量が少なく、三鷹台か久我山のあたりで残量が2%になり、2%になっている様子をtwitterに載せている間に1%になってしまった。万歩計アプリだけ起動してそのまま閉じていたら、1%のまま神泉-渋谷間まで持ちこたえてくれた。記録は25000歩くらいだった。最近は毎日15000歩くらい歩いているので、体感より少なくて驚いた。同じ場所をウロウロしていると、行動範囲の狭さの割に歩数が多めにでるんだろうか。それでも、足の疲れはいつもの比ではなかった。
夜、停電が終わってようやく院生室に入れた。指導教官からのメールを見逃していた。諸々回収して帰った。

朝の時点では仮にも研究する者を研究所から締め出すなんてひどい話だと機嫌悪くしていたが、研究に縛られずにマイペースで数学したり止まらない妄想を除いて何もせずただ歩いたりする時間を過ごせたのは悪くなかった。
ただし、進捗無し。指導教官のくれたヒントをきちんと読めず。今日はザッと見て明日精査する。

最近、今日をさっさと終わらせて明日に回す、ということができるようになった。いつもの自分なら、スイッチが入れば午前の3時か4時まで中断できずにいるところを、11時に中断して布団に入れるようになっている。これはかなり精神が回復していなければ不可能なことだ。明日やろうと思えるということは、明日の自分と明日の世界に期待を持てるということだからだ。
今のところ、明日やろうと思ったことは明日できている。いずれやろうと思っていると、一度もやらない。