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Random Walker Log's Log

二度と見ない系ログファイル

氷を踏み抜いた

午前中、人間関係を一つ失う。
それなりに長い期間の交流のあった人だったが、お互い人間性が全く違うので改めてゆっくり突き詰めて話そうという流れになった時、心が今この一瞬に生きている話をしたら突然激昂され、過去も現在も未来も全て含めて人間なのに全く人間というものを見ていない、冷たく情に欠陥のある人間だ、などと言いたい放題罵倒されて終了した。
たとえ心のモデルが現在にフォーカスしがちなものであったとしても、過去の積み重ねという概念を全く持たないわけではもちろんない。自分の中で、その人との会話の積み重ねによって信用が少しずつ構築されてきていたからこそ、匿名でしか話せないような自分の性質をさらけ出せたのだから。
なるほど確かに相手からしてみれば過去の自分をまるごと否定されたような気分に陥って不愉快だったろうが、だからといって人格を攻撃してよい理由にはならない。そもそもお互いが全く違う性質を持つことを了解済みの上で、お互いの常識を超えた相手の人間性をわかり合おうとしようとしていた背景があったはずであるのに、言葉の表層だけから勝手に人格を読み取って、過去の背景を無視し、一方的に否定し拒絶するほうが、人を見ず冷たく情を欠く行為ではないだろうか?
単に人格を攻撃したのみならず、ここまでの関係に至った自分の努力と築いた信用を丸ごと踏みにじったことに、相手は気付いていないのだろうか? 昼ごろはひどく悲しく、徒労感に満ちていた。
思うところは色々あるが、直感的な嫌悪というのは人類にはとうてい制御できないほどの強い感情であるし、もう何を言っても響かないだろう。
思うに、人間の間に築かれる信用というのは湖に張った氷がだんだんと分厚くなっていくようなもので、薄い部分を踏み抜けばあっという間に割れてなくなってしまう。それなのに、まるで地面か何かだと勘違いして、走り回ってはしゃごうとした自分にも非はあるだろう。
自分ルールにおける絶対死守のラインとして、相手は誰なのかは言わない。どんな人なのかも言わない。あくまで人間関係を失った一つの失敗例としてLogを残す。

幸か不幸か(不幸には違いないが)、考えるべきことが一つ減ったことにより数学への集中度が増した。昨日思いついたアイデアはもう一つ壁があったが、指導教官の助け舟によってようやく頭のなかで証明の全パーツが完成した。あとは書くだけだ。「これができればあとは書くだけ」というパートが多数あったので、明日からページ数がモリモリ増えるだろう。本当は、ここまでは簡単なはずなのでちゃっちゃと終わらせて次を考えようねという話になっていて、直感的にはそりゃそうだという内容だったが、やってみたら思った以上にchallengingだった。唯一参考になる論文があまりに限定的なケースにしか対応しておらず、自分の考えるケースに一般化させたり、結論を自分の示したい内容につながる程度に緩めたり、なんかこう、Linuxエンジニアが組み込み用ドライバを書いている時はきっとこんな気分なんだろうなって感じのめんどくさい作業だった(まだ書き終わってないけど)。終わったら一気に動く。